仕事社会における「不安障害とは」症状とチェック項目
2017/01/20
日常生活で不安を感じない人はいないでしょう。しかし、不安が不安が耐えがたいほど大きくなったときは、心の病気を疑います。パニック障害は不安障害の中の一部です。
不安障害には、パニック障害を始め、様々なものがあります。
不安と恐怖の違い
もともと、恐怖や不安は、危険から身を守るための防御反応です。恐怖や不安を感じるからこそ、注意深く対処することができ、また、困難を乗り越えようという意欲もかきたてられます。
ちまなみに、「恐怖」と「不安」は厳密には違います。対象となるものが外的なものか、内的なものかで分けられます。つまり、内部からくるものが不安、外部からくるものが恐怖ということになります。
不安障害という心の病になると、恐怖に対して過敏になり、苦しいほどの不安を感じるようになります。不安は不安を呼び、もともとパニック障害の人がほかの不安障害を併発することも珍しくありません。
不安障害の種類と症状(内部不安)
不安障害にはいくつもの病があります。パニック障害かどうか、パニック障害とほかの不安障害を併発しているかどうかを、きちんと見極めることが大切です。
強迫性障害
何度も手を洗わないと気がすまない。カギをかけたか何度も確認してしまうといった、ある考えが頭から離れず、実行しないと不安になる状態です。自分でも意味がないとわかっていても、なかなかやめることができません。
全般性不安障害
ある特定のものに対する不安ではなく、漠然とした不安が6ヶ月以上続く。日常の出来事に対して、イライラして落ち着かず、緊張しています。肩こりやめまい、頭痛、動悸、不眠などの身体症状を伴うこともあります。
パニック障害
パニック障害の障害については、パニック障害の原因についてで詳しく説明をしています。
ストレス障害(PTSD)
大震災や交通事故、暴力、ビル火災など、心身に大きなショックを受けたあとに、そのできごとがよみがえり、起きた場所や人を避けようとします。
症状の持続期間が4週間までなら急性ストレス障害、それより長ければ外傷後ストレス障害(PTSD)と呼びます。
恐怖症の種類と症状(外部恐怖)
恐怖症は以下の3つのタイプに分けられます。
特定恐怖
高いところや嵐、病気、死、動物など、特定の場所やものに対して、異常に恐怖心をもつものです。
社会恐怖
人前に出ると上がってしまう「対人恐怖」などのように、人前や公の場で恥を書くことを恐怖に思い、避けるようになります。
広場恐怖
広場恐怖についての詳しい説明は、パニック障害の発作の症状で詳しく説明をしています。