パニック障害(不安神経症)の症状!体の「しびれ」と「麻痺」の原因と対処法
2017/01/20
パニック障害(不安神経症)の症状には「しびれ症状」と「麻痺症状」というのがあります。発作時に手足や体がしびれたり、うずき感を覚えたりします。
ここでは、パニック障害における「しびれ症状」と「麻痺症状」について解説をしていきたいと思います。
パニック障害(不安神経症)のしびれと麻痺の症状
・手足のしびれ
・体の感覚が鈍くなる
・下半身、上半身のしびれ
・上半身のしびれ
・右半身、左半身のしびれ
・頭のしびれ
・顔や唇がしびれて上手く話せない
・手足がうずく
・体に麻痺を感じる
このように、体の特定の箇所ではなく、あらゆる場所でしびれや麻痺は起こる可能性がある。しびれ事体は軽い症状であるが、顔や唇に麻痺やしびれがあると上手く話すことができず不安や恐怖を感じることもあると思います。
そういった時でも、取り乱すことがないように、適切な対応をとることが大切です。
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パニック障害(不安神経症)おけるしびれや麻痺症状の原因
パニック発作の発生時(内的要因)
しびれや麻痺は、主に手足にあらわれることが多く、人によっては、しびれが1時間以上続く場合もあります。しびれが起こる原因は、パニック発作の発生によるものです。
つまり、しびれや麻痺だけが起こるというケースというのはあまりありません。動悸や吐き気などのパニック発作が起こった後で、しびれや麻痺が出てくるといパターンが多く見受けられます。
要するにしびれ症状や麻痺症状は、パニック発作の2次症状といった所です。
しびれ事体はそれほど苦痛なものではありませんが、動悸や吐き気の後に押し寄せている感じなので、追い打ちを受けるような感覚です。冷静に対処すればそれほど深刻な状況ではありません。
ストレスによる肩や首の凝りや張り(外的要因)
もう一つ、しびれや麻痺を起こす原因として言われているのが肩の凝りです。長時間のパソコン作業や同じ姿勢を長時間続けていると全身の筋肉が硬くなり肩や首や背中が凝ります。そうするとその肩や背中の凝りが原因でしびれや麻痺を引き起こすことがあります。
また、極度のストレスも体の筋肉を硬くさせる要因となっています。日々、ストレスをなるべく感じさせないように心掛けて、筋肉を硬くさせないないようにすることもポイントですね。
こちらは、身体的な要因となるので、パニック発作とはあまり関係がないように感じるかもしれませんが、こういった身体的な要因がしびれ症状を誘発することもあります。
パニック障害(不安神経症)症状の「しびれと麻痺」の対処法
しびれと麻痺対策(内的要因)
通常、パニック障害のしびれ症状や麻痺症状は長くつづくことはありません。たいていの場合、20分から30分です。そんな時には「すぐにおさまるから大丈夫!大丈夫!」と自分に言い聞かせて、気持ちを落ち着かせます。
しびれや麻痺を経験してしまうと、どうしても、「また、しびれが起こったらどうしよう、、、」「麻痺が起こるのが怖い、、」と思ってしまいます。
しかし、この思考が予期不安に繋がり、しびれや麻痺症状を助長させる要因となってしまいます。一番の対策は予期不安を起こさせないことです。
しびれや麻痺症状に対して悪いイメージを持たずに、「きっとよくなる!」「今だけで、すぐにおさまる!」「気にすることはない!」など、前向きな気持ちで発作と向き合うことが大切です。
私には、パニック障害を患っている知り合いがいます。その人もパニック発作時のしびれに悩んでいます。その人はしびれが起こると、極度の恐怖感に襲われてその場にしゃがみこんでしまうそうです。
「この状態をなんとかしたい、、、」という思いを抱えて生活を送っていました。
その人は、理由がわからない中で、しびれを改善するための方法を色々と模索した結果、「音楽を聴く」という対処法を見つけました。理由はわかりませんが、しびれが起こった際に音楽を聴くと自然と症状が和らぐそうです。
それ以来、その人は、ポータブルの音楽プレーヤーを持ち歩くようになったそうです。今では、しびれ症状が軽くなっているそうです。それは、「もし、何かあっても音楽プレーヤーがある」という安心感が症状を抑制しているのかもしれません。
この方法は、その人に効果がある対処法であり、他の人には全く効果がないのかもしれません。
しかし、こういった自分に合う対処法がみなさんにもあるのではないでしょうか?その答えをここでお教えすることは出来ませんが、自分に合う対処法を求めて、色々と自分で試してみるのもよいのではないでしょうか。
しびれと麻痺対策(外的要因)
また、肩の凝りなどの外的要因の場合もあるので、緊張を和らげるためにストレッチやマッサージを行うことで、しびれや麻痺の症状が緩和されることもあります。
自分で行うのもよいですが、周りの人に手伝ってもらうとマッサージ効果も上がりますし、精神面も癒されてより効果的です。
外的要因の場合は、薬を飲むことで楽に改善することもあるため、行きつけの病院で1度見てもらうのもよいでしょう。
パニック障害症状の「しびれと麻痺」の注意点
パニック障害の「しびれと麻痺」はパニック障害の一般的な症状の1つではありますが、軽い脳梗塞でも右半身麻痺などに軽い麻痺やしびれが起こる場合があります。
そのため、しびれや麻痺が起こったからといって、すぐにパニック障害と決めつけることは危険ですのでやめましょう。
しびれや麻痺が起こった場合は重篤な病気である可能性も否定できないので、初めてしびれや麻痺などの症状があった場合は、1度病院で診察を受けることをお勧めします。
もし、病院で「以上ありません」と言われた場合は、パニック障害での症状の可能性が高まります。最初にしびれや麻痺が起こっている原因を正しく見極めることが大切です。
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