パニック障害(不安神経症)の症状!「吐き気」の原因と緩和させる対処法
2017/01/20
パニック障害(不安神経症)の症状の一つに吐き気があります。みなさんも過去にこのような経験はないでしょうか?
「電車に乗っているいる途中で突然吐き気に襲われる、、」
「朝食時にいつも吐き気を伴う、、」
「いつも決まった時間に吐き気を伴う、、」
突然の吐き気というのは辛いものです。こんな症状をすこしでも楽出来たら嬉しいですよね。
ここでは、日々パニック障害の症状で起こる「吐き気」で悩んでいる方へ、吐き気を起こす原因と対策についてご紹介をしたいと思います。
パニック障害(不安神経症)で吐き気を起こす原因
パニック障害(不安神経症)で吐き気が起きると言っても、毎回嘔吐をするわけではありません。吐かずに落ち着くことがほとんどです。
パニック障害の症状の1つである吐き気を起こす原因は、「心の問題」と言われています。
心に不安やストレスを抱えていたり、自分が気付かなくても無意識のうちに気持ちが沈んだりしていると、吐き気や嘔吐などのパニック症状となって現れます。
「また、吐いたらどうしよう」
「他人に吐き気の症状を気付かれたくない」
「迷惑をかけたくない」
などの思いが予期不安となり、吐き気の症状を助長する原因となります。
また、ホルモンバランスの崩れにも大きな原因があると言われています。不眠や不規則、不摂生が続いたりするとホルモンバランスが崩れて吐き気に繋がることもあります。
[adsense1]パニック障害(不安神経症)の症状である吐き気を起こしやすい場所
吐き気を起こしやすい場所や場面はある程度決まっています。以下のような場所は吐き気を起こしやすいと言われています。
・電車などの乗り物の中
・朝、起きた直後
・スーパーやデパート
・映画館
基本的には、乗り物や閉鎖された空間ではパニック障害による発作が起こりやすいということがわかります。
特に外出する際は症状が出やすい環境にありますので、友人と出かけたり、携帯電話を持ち歩き、万一何かあった場合はすぐに連絡を取れる状態にしておくとよいでしょう。
パニック障害(不安神経症)の症状である吐き気を緩和させる対処法
それでは、パニック障害の吐き気症状を緩和させる方法を紹介したいと思います。
食べ物を口にする
吐き気が起こる原因の1つに、「空腹状態」というのが挙げられます。人は空腹状態だと吐き気を催しやすくなると言われています。そんな時にお勧めなのが、適度に間食をし空腹状態になり過ぎないようにすることです。
食べる物は、外出中でも食べやすいように、一口サイズのチョコレートや小袋のおやつなどがお勧めです。カロリーが気になる方は、「こんにゃくゼリー」や「おしゃぶり昆布」などがローカロリーでおすすめです。飴や氷を口含ませる方法もお勧めです。
または、本来1度でとる食事の量を数時間に分けてちょこちょこ食べるようにしてもよいでしょう。
ただし、食べ過ぎには注意して下さい。あくまで、空腹になり過ぎないようにすることが目的です。
朝一に白湯を飲む
パニック障害の吐き気は体内が冷えていたり、内臓の働きが弱いことでも助長されると言われています。しかし、朝に白湯を飲むことで、内臓機能の回復と、体内を温める効果を期待できるようになり、その結果、吐き気症状を緩和させることが出来ます。
ただし、白湯を飲む際は、毎日欠かさず飲むように心掛けて習慣化することが大切です。たまに飲む程度では十分な効果は得られませんのでご注意下さい。
外出時は薬を持ち歩く
外出時に薬を持ち歩きます。これは、飲む為に持ち歩くものではなく、自分を安心させるために持ち歩く薬です。
「万一、吐き気が起こったとしても、この薬があるから大丈夫!」と自分に思い込ませることが大きな目的です。
言い方を変えれば、お守りみたいなものです。持っているだけで安心するものを作るということです。パニック障害については、精神的な部分が要因である割合が高いため、このような自分の心を落ち着かせるようなアイテムはとても有効です。
発作がおこるかもしれない、、と思わさせることが1番発作を起こさせる要因となっているのかもしれません。
薬を飲む
吐き気症状が起こった時に、薬を飲んで落ち着かせるという方法もあります。しかし、そもそもパニック障害の吐き気症状は体の異常ではなく、心の問題であることほとんどです。
体には異常がないのに薬に頼るというのは、すこし理にかなっていない気がしますし、薬には依存性もあるため、完治してから辞めるのに苦労される方もおられます。ですから個人的は服薬治療はおすすめしません。
よく飲まれている薬はソラナックスという薬です。ソラナックスは、抗不安剤です。不安感を 和らげる薬で、「安定剤」「精神安定剤」とも呼ばれます。ソラナックスは抗不安薬の中 で、バランスの取れたお薬という位置づけです。
この薬は、症状が出てから飲んでいては効果がありません。症状が起こる前に飲んでおくことで効果を発揮します。
吐き気を改善するのではなくパニック障害を克服する
パニック障害(不安神経症)による吐き気は、あくまでも症状の1つにしか過ぎません。上記の対策法を実行することで吐き気症状を緩和させることは可能ですが、パニック障害事体を完治させることは出来ません。
本当の改善を願うのではあればパニック障害そのものを解決させる必要があります。
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