パニック障害(不安神経症)の発作症状 !突然「叫ぶ」のはどうして?
2017/02/05
パニック障害(不安神経症)でよくみられる症状の中に、「叫ぶ」という症状があります。
皆さんは、仕事中などに突然絶叫したり、
同僚が「あーーー!」などと、
突然叫んでいる人を見かけたことはないでしょうか?
ここでは、パニック障害(不安神経症)のパニック発作である「叫ぶ」という症状についてお伝えをしていきたいと思います。
パニック発作時に「叫んでしまう」原因
パニック発作は、また発作が起こったらどうしよう、、などの「予期不安」と、特定の場所に恐怖を感じる「広場恐怖」がきっかけになりやすいとされています。そして、その時に起こるパニック発作の症状の1つが「叫ぶ」や「絶叫」です。
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パニック発作で起こる「叫ぶ症状」
パニック発作で起こる「叫ぶ」といっても様々な症状がります。
「あーーーーわーーーー!!」と叫んだり、
「痛い、痛い、痛い!」と絶叫してみたり、
「怖いよーーーーーーー」と叫んだり、
セリフや様子は色々です。
共通していることは、とにかく大声で叫んでしまうことです。本人にとってはパニック状態ですので、それを目の当たりにした周りの人は、引いてしまうぐらいに驚きます。
パニック症状で「叫んでしまう人」への対処法
「叫ぶ」症状を緩和解消する方法を紹介したいと思います。
症状が出る環境に身を置かない
叫ぶ症状が出る場合の多くは、症状が出やすい環境や状態があります。自分で症状が出た時の状況を振り返って頂き、もし共通した環境や状態がある場合は、そのような環境に身を置かないことで症状を緩和させることが出来ます。
単純な対処法ではありますが、効果が高い対処法ですのでぜひ、試してみてください。
信頼できる人についてもらう
症状が出やすい環境や状態の時に、信頼がおける人についてもらうと安心感が増してパニック発作が起こりにくくなります。大事な発表会やプレゼン、外出先などは一人で臨むと不安が大きくなり、発作を助長します。
協力してもらえる場合は、周りの力を借りましょう。
薬を服薬する
専門医の診察を受けて、症状を落ち着かせる頓服を処方してもらいましょう。症状が出る前や、症状が出そうな時に頓服を服用すると症状を和らげることが出来ます。
頓服は、症状が出た後だと、効き目が弱くなる可能性がある為、なるべく発作の前に服薬しておく方が効果的です。発作が起こる環境や時期が予め予測できる場合は先に服薬しておきましょう。
「叫ぶ」ことを我慢する必要はない
発作に悩んでいる人の中には、「叫ぶ」ことを我慢しようとする人がいますが、これは逆効果です。叫ぶという行為は、自分の中に貯まったストレスや不安を一気に吐き出すことです。
これを、我慢して心の中に閉じ込めてしまうと余計に不安や恐怖が大きくなり症状が重症化してしまいます。現に、思いっきり叫んだ後は、「気分もスッキリして楽になった!」と感想を語る人がたくさんおられます。
出てしまった症状については、思いっきり吐き出しましょう。もし、その環境が職場であれば、事前にそういった発作が起こる可能があることを伝えておくのも良いでしょう。知ってもらうことで、周りの同僚があなたの助けとなるでしょう。
パニック障害の症状について知識を深めました。つづいては、パニック障害の治療法についてお伝えをしたいと思います。パニック障害の治療法は実に様々な方法があります。自分に合ったパニック障害の治療法を見つけて実践してみましょう。