パニック障害 カレッジ

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パニック障害(不安神経症)と「発作症状の種類」と起こりやすい場所

      2017/02/05

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パニック障害(不安神経症)は、突然の激しい発作症状(パニック発作)に襲われることから始まります

 

パニック発作そのものは、恐怖や緊張など、なんらかの引き金があって起こることもありますが、パニック障害の場合は、きっかけや理由もなく不意にパニック発作が起こるのが特徴です。

それまで、普通に暮らしていた人が、家でリラックスしている時や、眠っている時など、不安を感じるような状況は何もないのに、突然、激しい発作に襲われるのです。

急に息が詰まったり、心臓発作のようになったり、めまい、吐き気といった身体症状が現れます。症状の大きさはなまやさしいものではなく、このまま気がおかしくなってしまうのではないか、死んでしまうのではないか、と恐怖や不安にかられます。

 

パニック発作は大きく2種類に分けられます。

パニック発作は、「パニック障害によるパニック発作」と「病気やストレスが原因によるパニック発作」の2種類の発作が存在します。ここでは、「パニック障害によるパニック発作」について詳しく解説していきたいと思います。

 

 

「パニック障害によるパニック発作」の特徴

・理由もなく不意に起こる

・繰り返し起こる

・検査をしても体の異常は見つからない

・1日24時間夜でも昼でも起こる可能性がある

 

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パニック発作であらわれる症状

 

動悸・息切れ、発汗、ふるえ口の渇き、泣く

・心臓が破裂する、口から飛び出す、わしづかみにされる、と感じる

・冷や汗をかき、それが理由もない不吉な感覚を生む

・手足や体が震える、ガクガクと動く。

・口の中がザラザラ、ヒリヒリとして渇く

 

 

過呼吸、胸痛、腹部の不快感、吐き気、便意、尿意

・呼吸の仕方がわからない

・息が詰まる、吸えない、窒息しそうになる

・胸(心臓)が痛い、胸部の不快感

・おなかの中がぐちゃぐちゃになる感じ

・吐き気、腹部の不快感

・排便や排尿をしたくなる

 

 

めまい、恐怖、離人症状、現実感喪失

・頭がふらふらして失神しそうになる

・気が変になりそうになる、恐怖感をコントロールできない

・死んでしまうのではないかと恐怖を感じる

・自分が自分でない感じ(離人症状)、現実感がない

 

 

熱感・冷感、しびれ、筋緊張、脱力、身体感覚の鈍磨(どんま)

・顔や体がカーッと熱くなる、逆に冷たくなる

・手足や体のしびれ、うずき感

・筋肉が硬くなり、体が動かしにくい、肩がこる

・腰が抜ける、足に力が入らない

・体が重い布でおおわれた感じ

 

上記の症状のうち、4つ以上の症状があり、体の検査をしても異常がない場合はパニック障害の可能性が考えられます。

パニック障害の自己診断は、パニック障害の自己診断でチェックが可能です。

 

 

パニック発作「症状別の特徴と対応」

■ パニック発作の「発作症状」とは

 

パニック発作と症状のピーク

パニック障害(不安神経症)では、発作症状は10分以内にピークとなり、ほとんどの場合、30分前後で自然に収まります

永遠に続くということは決してありませんので、すぐに落ち着くだろうという冷静な気持ちで発作に挑みましょう。そう思うことで症状事態が軽くなることもよくあります。深く考えれば考えるほど、症状が重たくなる傾向があります。

 

 

 

パニック障害によるパニック発作は「3タイプ」の種類に分けられる

パニック障害(不安神経症)によるパニック発作は、誘因(引き金になるもの)があるかどうかで3つのタイプに分かれます。どのような症状で起こったかを知ることは、病気を見極めるために重要です。

 

1.時や場所を選ばず、不特定な状況で起こるタイプ

パニック障害のパニック発作

 

 

2.特定の場所に限って起こるタイプ

恐怖を抱いている対象に直面したり、それを予期して緊張が高まった時など、特定の状況で起こる。これを「状況結合性パニック発作」といい、恐怖症やストレス障害などに見られる

 

 

3.1と2の中間で、特定の状況で起こりやすいが、怒らない場合もあるタイプ

状況に依存しやすいパニック発作

 

 

 

パニック発作が起こりやすい時や場所

パニック発作は、緊張したり、不安を感じやすい所で起こりやすくなります。どういった場所や時にパニック発作が起こりやすいのか?を例に出して紹介したいと思います。

 

公の場

病院や銀行の待ち時間、美容院、式典の会場など。

公共施設などの普段行慣れていない場所というのは、緊張感が高まりますので、発作が起こりやすい傾向が見られます。

 

狭い空間

トンネルやエレベーターの中など

狭い空間は圧迫感が強くなり、不安や緊張を助長させて発作を起こす要因となるケースがあります。狭い空間が苦手な人は、階段を利用したり、1人で乗らないようにして不安を軽減するなどの工夫をしてみましょう。

乗り物の中

電車やバス、飛行機、渋滞中の車など

乗り物も圧迫感や緊張感が高まり、発作を起こすトリガーとなるケースがあります。発作が頻繁に起こるような乗り物は避けた方がいいでしょう。

乗り物関係のパニック発作の特徴と克服法については、乗り物で発作がおこる原因と克服法でまとめています。

 

人ごみの中

デパートやスーパーの中、踏切など

人ごみで酔ってしまい、パニック発作に陥る人も少なくありません。人ごみの多い、週末を避けたり、拠点を地方に移すことで軽減されるケースもありますので、自分に合ったライフスタイルを考えることが重要です。

 

一人の時

だれにも助けを求められない状況、病院が閉まっている夜間、入浴中など

1人というのは、自由である一方、孤独です。その孤独感が不安や恐怖を生んでパニック発作を引き起こす原因となることがあります。1人が苦手という方は、両親と同居したり、シェアハウスを利用するなどして、いつでもコミュニケーションを取ることが出来る環境に身を置いてみましょう。

 

 

パニック障害の症状について知識を深めました。つづいては、パニック障害の治療法についてお伝えをしたいと思います。パニック障害の治療法は実に様々な方法があります。自分に合ったパニック障害の治療法を見つけて実践してみましょう。

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