パニック障害 カレッジ

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パニック障害「精神療法の種類と方法」

 

 

パニック障害の精神療法

精神療法とは、医師やカウンセラーが言葉(対話)を介して、患者さんの認知・情緒・行動に働きかけ、治療していく方法で、心理療法とも呼ばれています。

 

カウンセリング

病気と向き合えるようにします。

まず、ベースとなるカウンセリングが繰り返し行われます。医師、あるいは臨床心理士が患者さんの本心を開き、生活環境や考え方、行動などを洗い出しながら、病気につながる問題がどこにあるか明らかにし、専門家としてアドバイスしていきます。

神経系の病気についての医学的な知識を提供したり、不安への心理状態などを話し合い、患者さんが自分の病気と客観的に向き合えるようなアドバイスも行います。

 

精神療法は薬では治せない心理面の治療をする

精神疾患は、脳内メカニズムの研究が進み、薬で脳の不調を調整する薬物療法が主流になっています。ただし、薬では心の動きまで治すことはできません

たとえば、パニック障害は薬によってパニック発作をおこらないようにすることは出来ます。しかし、発作がおさまっても、発作を恐れる不安感は残り、それは薬では消えません。

本来ならなんでもないことを重大に感じ、悪い方向に考える思考パターンは、次の発作を呼び、広場恐怖にもつながります。こういった後ろ向きの思考パターンを、前向きのプラス思考へと導いていくのが精神療法です。

 

 

薬に頼らない治療、それが、「精神療法」です。一言に精神療法といっても色々な手法があり、効果ややり方もそれぞれ異なります。それでは、代表的な「精神療法」を順番に説明していきます。

気になったものがあれば、実践してみてください。

 

 

代表的な「精神療法」の手法

■ 行動療法

⇒広場恐怖の克服を目的とした精神療法です

■ 認知行動療法と暴露療法

⇒行動と認知の両面からアプローチする精神療法です。

■ 自律訓練法

⇒自律神経を落ち着かせる精神療法です。

■ 森田治療

⇒不安を「あるがまま」に取り入れる治療法です。

■ マインドフルネス瞑想

⇒瞑想をとり入れた治療法です。

■ 運動療法

⇒有酸素運動をとり入れた治療法です。

 

行動療法

広場恐怖を自分の誤りであると認識し、慣れていくという精神療法です。現場に足を運び、少しずつ慣らしていきます。特定の場所に恐怖や不安を感じて、パニック発作になる人は、試して見るのもいいと思います。

こちらと、あわせて、行動療法の進化形の精神療法である認知行動療法もご覧頂くことをオススメ致します。

 

 

認知行動療法(行動療法を深堀した治療法)

不安な状況に直面しても大丈夫なようにします。

病気にとっては、マイナスとなるものの見方や考え方の誤った「クセ」を、患者さん自身で直していけるように導くのが「認知療法」です。そして、この認知療法と連動して、不安や恐怖が発生しやすい場所や状況に身をさらし(暴露し)、徐々に慣れていくことで、不安が解消されるようにする「行動療法」を行います。行動療法は「暴露療法(エクスポージャー)」とも呼ばれ、薬と併用することで広場恐怖からの回復をはかります。認知行動療法は、うつ病を併発した際にも有効です。

また、

うつになると、ものごとを自分にとって悪い方へとうけとりがちです。治療者と対話をしながら、考え方(認知)のゆがみを修正していく方法が有効です。

考え方のゆがみは、病気の快復を妨げたり、自分で自分のストレスを増やしていることもあります。

認知行動療法の詳しい内容については、パニック障害(不安神経症)精神療法の「認知行動療法と暴露療法」をやってみよう!で紹介しています。

 

自律訓練法

心や体の緊張を解き、自己コントロール力がつきます。

体の緊張を解いてリラックスさせることで、心の緊張も解くようにするリラクゼーション法です。刺激に対して過敏に反応しないようになり、不安や恐怖を自分でコントロールする力が身につきます。認知行動療法と同じ効果があります。

また、

一種の自己暗示をかけて、心身の緊張をほぐしていく方法です。心身の緊張や不安をとり、ストレスに対しても強くなります。習得するにはある程度の練習が必要ですが、リラックスする方法を覚えるだけでも有効です。

 

 

森田治療

森田治療は、日本の精神神経医の森田正馬さんが考案した精神治療法です。自分の「あるがまま」を活かすという治療法です。通常は2ヶ月~3ヶ月間入院をして行います。

 

 

マインドフルネス療法

マインドフルネス療法は、仏教の思想と西洋の心理学が合わさった精神療法です。今ある自分の現実を受け止めながら瞑想します。自宅でできるので、外へ出たり、病院へいく必要がありません。外出が嫌いな人には取り組みやすい方法と言えます。

 

 

運動療法

湯酸素運動をとり入れた方法です。運動には、薬と同じくらいの効果があります。体を動かすことが好きな人にはおすすめの方法です。激しい運動はしないので、続けやすい方法と言えます。

 

代表的な「精神療法」の手法

■ 行動療法

⇒広場恐怖の克服を目的とした精神療法です

■ 認知行動療法と暴露療法

⇒行動と認知の両面からアプローチする精神療法です。

■ 自律訓練法

⇒自律神経を落ち着かせる精神療法です。

■ 森田治療

⇒不安を「あるがまま」に取り入れる治療法です。

■ マインドフルネス瞑想

⇒瞑想をとり入れた治療法です。

■ 運動療法

⇒有酸素運動をとり入れた治療法です。

 

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公開日:
最終更新日:2017/02/05